

- 2019年11月7日
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2019夏・東京ストリートカウントの結果(東京都発表との比較)
先月24日に発表された東京都の「令和元年夏期 路上生活者概数調査(8月実施)」の結果を受け、同時期に実施した「2019夏・東京ストリートカウント」の結果と都調査の結果との比較を公表します。 ※下線部をクリックするとリンク先が開きます 東京ストリートカウントで調査対象とした8区について、昼間実施の東京都概数調査値(378名)と、夜間実施の東京ストリートカウント調査値(1,040名)を比較をすると、その結果には約2.8倍の違いがありました。 この昼夜の比率をもとに計算すると、東京都全体では約2,060名が一晩に野宿状態にあると推計されます。東京都発表では1,037名とされていますので、行政調査では約1,020名の人々が見過ごされていると考えられます。詳細な推計方法は以下に示すとおりです。 また、今回調査した8区について、各区の調査結果を昼夜で比較すると下表のようになります。いずれの区でも、行政調査と市民によるストリートカウントの結果に2倍以上の開きがあり、文京区や台東区では4倍近い人数がストリートカウントで確認されました。野宿人数の多い新宿区、台東区