「自主ストカン」2020年5-6月
更新日:2022年2月16日
ARCHでは現在、東京ストリートカウントの自主版『自主ストカン』を実施しています。調査チームより報告が届いていますので、以下ご覧ください。
※ストカン:ストリートカウントの略称
東京では4月7日から5月24日まで緊急事態宣言が出され、ステイホーム、3密の回避が呼びかけられた。実際に、東京の繁華街の姿は一変し、人影も絶えた。「ステイホーム」の呼びかけが、ホームレスという状態の人には無理な相談であることは、言葉だけの問題ではない。また失業や倒産の増加から路上に暮らす人が増えるかもしれない。このような観点から、ARCHメンバーの有志が、少人数で感染症に留意しながら、夜の東京を車で調査することにした。人影の絶えた街にひっそり眠るホームレスの人々を見守る、つもりで見て回っている。
【実施概要】
◆実施期間:2020年5月下旬~6月下旬(0:30~4:30)
◆調査エリア:新宿、渋谷、豊島、文京、千代田・中央、上野、浅草エリアの主要ポイント
◆参加人数:2~4人
◆調査項目:通常ストカン項目+密集状況、衛生環境
【調査の中間結果】
6週間で6晩、およそ222ヶ所を回り、状況を確認した。人数に関しては、2020年冬ストカン(場所によっては2019年夏ストカン)から大きな変化はみられていない。衛生状況に関しては、公衆トイレの使用可能状況、密集状況の確認などを行っている。
今後も深夜の調査を継続していく予定である。