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2019冬 東京ストリートカウントの集計結果発表!

2019年2月22日(金)深夜、3月2日(土)深夜の2日程にわたり実施した「2019冬東京ストリートカウント」の最終集計結果が出ましたので、ここに公表します。

今回のカウントでは140名(のべ168名)の市民の方々が深夜のまちを歩き、東2区(台東・墨田)と西4区(豊島・文京・新宿・渋谷)の計6区の夜間路上ホームレス人口を明らかにしました。

※「2019冬東京ストリートカウント」およびARCHの活動が、4月2日(火)20時~20時30分放送のNHK Eテレ「ハートネットTV」で取り上げられます。ぜひご覧ください!

◆実施概要

まず「2019冬 東京ストリートカウント」の実施概要を以下に記載します。

参加者は各区の指定場所に集合して簡易レクチャーを受けた後、班に分かれて約2時間(1:00~3:00)ほど担当エリアを歩いて調査しました。

◆調査結果

多くの市民の方々が深夜のまちを歩いたことで明らかとなった、対象6区の夜間路上ホームレス人口は以下の通りです。

今冬の東京都の昼間調査結果は未発表ですので、昼夜の比較は東京都の発表を待って行いたいと思います。

尚、今回の調査結果の大きな特徴として、墨田区を除く5区では、昨冬に比べて路上ホームレス人口が大きく減少していました。

減少の理由としては、①支援等によるホームレス状態の脱却、②他地域等への移動、③入院・死亡などが考えられますが、それぞれどのくらいの規模で起きているのか、まだ誰にも分かっていません。

(事例ベースでは、①や③のケースがあることが確認されています。また、②については明確な情報を得るのがとても難しいですが、例えば工事によって閉鎖された場所に以前いたホームレスの人たちがどこにいったのか分からないというケースが支援現場で散見されています)

私たちARCHは東京ストリートカウントによるホームレス人口の定期的な調査に加え、こうした増減理由を調べていくこと、そして市民一人ひとりが何が起きているのかを知り、考え、知恵を出し、小さい行動を起こしていくことがとても大切だと考えています。

まずはARCHとして、現在路上の状況変化の理由を知るための実地調査・聞き取り調査を始めているところですので、引き続き私たちの活動にご注目いただければ大変幸いです。

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