「私のまちで東京ストリートカウント 2024秋」結果報告を公表しました
ARCHは2024年9月20日/21日の深夜、「私のまちで東京ストリートカウント2024秋-おなじ月の下を歩く-」を実施しました。本企画は多くの市民が同じ夜に、それぞれの暮らすまち、地元駅 や公園を歩いて実施する、市民参加型の夜間路上実態調査です。市民一人ひとりが「私のまち」にいるホームレスの人や行き場のない人に出会い、その記録 や感じた想いをオンラインにより参加者間で共有します。見守りのまなざしで深夜の自分のまちを見ること、そして他の多くの参加者と共に都市全体を見守ることを目的としています。今回初めての秋開催となりました。酷暑を乗り切り、過ごしやすい季節となり始めた中秋の 名月の頃行った今回の調査の実施概要、調査結果、参加者の感想についてご報告します。

上図のマップ上では参加者の歩いたルートをラインで、出会いのあった場所を点で示しています。
「私のまちで東京ストリートカウント2024秋」では合計で83名の心配な状態にある人との出会いがありました。その中で、「野宿している人」が44名、スーツケース等大きな荷物をもっ てベンチに座っていたり、駅の階段に座り込んでいたりする「確かではないが今晩行き場がなくここにいると思われる人」が29名確認されました。合計で73名の人々が、少なくともその晩は屋外での不安な居住状態にあることが確認されました。その他にも、夜中の歩道を一人で歩かれている高齢の方など、参加者が歩いている中で気になった「それ以外に心配な状態にある人」が10名確認されました。この状態の人は全体の12% と前回の冬開催(8%)と比較して、若干多い結果になりました。秋の開催は比較的過ごしやすい気温であった為、屋外で夜を過ごす選択をする方が多かったと考えられます。
詳細はこちらからご確認ください、
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