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【速報】発表:2016夏・夜間東京ストリートカウント を実施しました 

2016.08.22

2016年8月2日、3日の各日深夜、台東・墨田・渋谷・新宿・豊島の各区において夜間の路上生活者の人口調査を実施しました。これは、ARCH及び研究者や支援団体メンバー、学生などからなる2016夏・東京ストリートカウント運営チームによる、市民参加型の実態調査です。

以下に、調査の概要、方法および各区の調査結果(速報値)をお知らせします。

 

■調査概要

今回のストリートカウントの調査対象地は、前回調査(1月実施:注1)の渋谷・新宿・豊島の3区に台東・墨田区を加えた5区としました。事前にボランティア参加者を募り、2日深夜(台東・墨田)調査では65名、3日深夜(渋谷・新宿・豊島)調査では106名の方にご参加いただきました。前回調査に参加いただいた方をはじめ、様々な大学の学生や研究者、支援団体メンバー、対象地の近隣住民など、様々な立場の方にご協力をいただきました。

【調査概要】2016夏・東京ストリートカウント調査概要

ARCH, 2016TSC運営チーム(2016)

■調査方法

参加者は各グループに別れ、徒歩班は主要駅周辺などのエリアを網羅的に徒歩で調査、車移動班は徒歩班の調査エリア外の駅や公共施設などを調査しました。目視による確認調査とし、路上や公園などで寝ている人、または調査時には寝ていないが、路上生活をしているとみられる人を以下の表に示す記録項目に基づいて記録しました。

【調査方法】2016夏・東京ストリートカウント調査概要

ARCH, 2016TSC運営チーム(2016)

■調査結果

対象とした5区において、計1135名の路上生活をしていると思われる方が記録されました。内訳は、台東区287名、墨田区171名、渋谷区181名、新宿区370名、豊島区126名であり、いずれの区においても昨年同時期の東京都による夏期路上生活者概数調査(昼間に実施…注2)の人数を大きく上回りました。

【調査結果】2016夏・東京ストリートカウント調査概要

ARCH, 2016TSC運営チーム(2016)

※都概数調査にならい、国管理河川は調査範囲から除いた。

※上記は、各班で記録された人数を区毎に振り分け、複数班に重複して記録されたと考える方を除いた結果である。

※各班により記録された記録シート及びマップを元に、分析用のデータセットを作成した。今後、各項目の詳細な分析を進め、報告会及びウェブ上で発表予定である。

 

■今後に向けて

この結果を踏まえ、現状とこれからのホームレス支援に関して話し合う場を報告会というかたちで設定したいと考えています。(参加者限定のクローズド報告会:9月下旬、公開報告会:11月実施予定)

最後に、2016夏・東京ストリートカウントにご協力・ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

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(注釈)

1…2016年1月にARCHが都内で初めて実施した。詳細は、下記URLより。

  http://archcd.wix.com/arch#!tokyo-street-count/qsa2t

2…東京都によって年2回実施されている。昨年同時期の昼間調査での各区人数などは下記URLより。

  http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2015/10/60pan100.htm

 

ARCH(Advocacy and Research Centre for Homelessness)

2016夏・東京ストリートカウント運営チーム

2016夏・夜間東京ストリートカウント を実施しました 

- ご参加いただいたみなさま、ご協力ありがとうございました

2016.08.05

8月2日(火)、3日(水)深夜に、台東区・墨田区・渋谷区・新宿区・豊島区を対象とした市民参加型・夜間路上ホームレス人口調査「2016夏・東京ストリートカウントを実施しました。

台東区・墨田区では65名、渋谷区・新宿区・豊島区では106名の方にボランティア参加いただき、調査を終了することができました。

​ご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

​調査の結果は、データ精査ののち本ウェブページで速報として公表いたします。現在集計作業を行っていますので、お待ちください。

2016夏・夜間東京ストリートカウント を実施します 

- 参加ボランティア募集中

2016.06.22

​ 「東京ストリートカウント」は市民参加型の夜間路上ホームレス人口調査です。2016年都内で初めて実施した前回調査に続き、今夏8月2日(火), 3日(水)終電後の深夜に都内5区で実施します。ご参加いただける方は、事前に下記フォームよりご登録をお願いいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。(詳細は本ページ下部をご覧ください)

​>前回(2016年1月実施)「2016東京ストリートカウント」についてはこちら

​>公開報告会についてはこちら

実施日程と募集人数

8月2日(火):台東区、墨田区 (募集人数:60名)

8月3日(水):渋谷区、新宿区、豊島区 (募集人数:100名)

各日24:30〜翌5:00(※調査時間は2-3時間程度)

8月2日(火):65名

8月3日(水):107名

のご登録をいただきました!

​ありがとうございました。

東京ストリートカウントとは

 2016年1月、東京ではじめて行われた市民参加型の夜間路上ホームレス人口調査「東京ストリートカウント」。3日間の調査でのべ100人以上のボランティアの方にご参加いただき、対象とした3区(渋谷・新宿・豊島)では671名の方が極寒の深夜に野宿状態であることがわかりました。更なる実態把握を進めるため、そしてより多くの方とともにホームレス状態を巡る問題について考えるため、今夏対象地域を5区に広げ、再び「東京ストリートカウント」を実施します。

カウントの目的

 例年8月に東京都が行う「路上生活者概数調査」の時期に合わせ、東京(渋谷、新宿、豊島、台東、墨田区)における夜間の路上生活者人口を調査します。行政による昼間の調査では捉えることができない夜間の実態を、市民のみなさんと一緒に明らかにするものです。調査結果は「速報」として発表する他、政策提言など今後の展開をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

参加にあたっての注意事項

 当日の服装は歩きやすい格好でお越しください(ズボン、スニーカー等)。夏季ですので虫除け対策を行ってください。また、安全確認・緊急時の連絡のため、携帯電話をお持ちください。 貴重品や大きな荷物の携行、事前登録のない人の同行はご遠慮ください。野宿されている方の撮影や居場所に関する情報を口外することは絶対にしないでください。

​ なお、いただいた個人情報はボランティア保険加入および事前・当日の連絡に使用させていただきます。

※ご不明点・ご質問等は、arch.cd.office@gmail.com またはメッセージフォームよりお気軽に問い合わせください。

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