ロンドン調査報告会を開催しました!!
■日時:2015年10月26日(月) 19:00-21:30
■場所:東京工業大学大岡山キャンパス
■参加者:25名
■プログラム:
第1部
-報告①ロンドン全体のラフスリーパー政策
-報告②ロンドンの特別区によるラフスリーパー支援
-報告③ニューアム区におけるオリンピック関連開発と今
-質疑
第2部
-ロンドン-東京の比較
-ディスカッション
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当日はNPO、任意団体、研究者、行政関係者など様々な方にご参加いただきました。
第1部では上記3つの調査報告を行い、RS205(London Delivery Boardによるプロジェクト)やCHAIN(データベースシステム)などについてのご質問があがりました。
第2部では冒頭にロンドンと東京の状況比較から、東京でのストリートカウント実施をARCHより提案しました。続くディスカッションでは、ロンドンの取り組みに対するコメントや、ストリートカウント実施へのご意見等を頂きました。
様々な立場の方のご意見を聞くことができ、貴重な機会となりました。ARCHでは今後も、このような情報発信や意見交換の場を設けていきたいと考えています。また、ストリートカウントの実施等に向けて、ご助言をいただいたり、あるいは共に考えていただければと思います。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
開催日:2015年10月26日(月) 19:00- 21:00
会場:東京工業大学 西9号館4階 402号会議室(最寄り駅:東急大井町線・目黒線 大岡山駅)
詳細は下記イメージをクリックでご覧になれます。
ロンドン・ホームレス&ラフスリーパー支援調査を行いました!!
○場所:ロンドン,英国
○参加者:東工大4名、シドニー大学1名、社会人1名
○活動内容:
ロンドンのホームレス、特にラフスリーパー(路上生活者)に対する政策やボランタリー団体の支援活動について調査を行った。国のホームレス担当機関、大ロンドン市、5つの基礎自治体、行政の住宅パートナーシップ組織、警察、移民局、4つのボランタリー団体の計14組織に協力いただきインタビュー調査を実施した。
また、基礎自治体の一つであるウェストミンスター市とその委託事業を受けるボランタリー団体らの協力を得て、ホステルやデイセンターの見学、アウトリーチやストリートカウント活動への参加という貴重な体験をさせていただいた。
ロンドンには五輪が実施された年である2012年にラフスリーピング(野宿)を終わらせるという非常に意欲的な目標がステークホルダー間で共有されていた過去があり、それに向けて当時どのようなエネルギー及び資本が投下されたのか、協働の経緯や課題は何であったか、また五輪後の現在まで続く社会的なレガシーにはどのようなものがあるか、大変参考になるお話を聞かせていただいた。
この成果は複数の学会論文にまとめるとともに、2020年に五輪を迎え入れる東京のホームレス対策をどうするか考え、実際に東京のステークホルダーと話し合いながら社会を変える活動に役立てて行きたいと考えている。調査にご協力いただいた方々に心から御礼を申し上げる。
また本調査は日本学術振興会科学研究費の助成を受けたプロジェクトの一環として行われた。
◆インタビュー調査および現場視察へご協力いただいた団体・行政機関:
St Mungo's Broadway, Emmaus Lambeth, Homeless Link, Thames Reach, the Connection at St. Martins, THE PASSAGE, Hopkinson House (以上、ボランタリー団体等), Dept for Communities and Local Government(国のホームレス担当部局), Metropolitan Police, Greater London Authority(大ロンドン市), City of London, Westminster City Council, London borough of Southwark, Lambeth, Tower Hamlets(以上、基礎自治体), East London Housing Partnership(行政間パートナーシップ)